便秘による腹痛と吐き気を放っておくと危険!

便秘による腹痛や吐き気に効く運動方法や、食物繊維、ストレス解消法、オススメの食べ物など具体的にご紹介しています。また、サプリメントや食物繊維は摂取の仕方を間違えたら逆効果!腹痛や吐き気を悪化させない為にも正しい摂取方法で便秘を解消しましょう!

便秘と腹痛の後に下痢になるのはストレスからのSOS!?

便秘と下痢を繰り返す…。腹痛がつらい!

一瞬、「とりあえず便秘は解消できたかな??」と思うこの症状。

しかし現実は甘くありません…。どちらも便通異常には変わりないのです。

 

便が出るようになってきても、

コロコロとしたウサギのフンのような便がでたり、残便感がなくならなければ、

過敏性腸症候群という疾患かもしれません。

 

症状と原因

過敏性腸症候群は、お腹の痛みや不快感と一緒に下痢や便秘の症状が伴います。

男性では、腹痛やお腹の不快感を伴う下痢型、

女性では、便秘型の症状がでることが多いようですね。

 

発症する原因は、はっきりとわかっていないようです。

最近の研究では、ストレスによって、ストレスホルモンが脳下垂体から放出されて、

その刺激で腸の動きがおかしくなり、過敏性腸症候群の症状がでると言われています。

この動きが繰り返されてしまうと、腸が刺激に対して「知覚過敏」になり、

ほんの少しの痛みや動きからも脳のストレス反応を引き出し、

症状が悪化するという悪循環にもなってしまいます。

 

過敏性症候群は、検査ではわからないのが特徴。

血液検査や内視鏡検査でも異常がみつからないので、

病院では問診という形になるわけです。

また、ストレスで症状が悪化することから心身症の1つとされています。

 

ストレスへの耐性が出来ていない、20〜30代に多い。

この疾患は日本人の成人で10%〜20%くらいの人がかかっているといわれていて、

特殊な病気というわけではありません。「よくある病気」だそうです。

逆に、検査ではわからない…となると、

自分も気がついていないで過敏性症候群になっている場合もありそうですよね。

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消化器科を受ける人の3分の1が過敏性症候群というデータも。

「お腹がすぐに痛くなる」

「ずっと下痢気味」

「便秘がちで、便が硬くてコロコロする」

といった内容で消化器科を受ける人は多いようですが、

その3分の1が過敏性症候群ということです。

しかし、検査をしても異常がみられない疾患なので、(潰瘍やガンは異常が発見できる)

異常がなければ過敏性症候群を疑う…という事だそうです。

 

主な症状別の3つのタイプ

1、下痢型

 突然便意が襲って下痢になるタイプ。

 電車などで下痢になった経験があると、その時の不安感がストレスとなり、

 乗り物などに乗るたびに下痢が起こりやすくなったりします。

 

2、便秘型

 腸管が痙攣を起こし、便が停滞して便から水分がなくなり、

 硬くなってコロコロとした形の便になるタイプです。

 これによってさらに便が出にくくなり、便秘が悪化します。

 

3、交代型

 1、2、の下痢型と便秘型の症状を交互に繰りかえすタイプです。

 便秘の後に下痢になる…という場合はこれが近いかも?

 

自分で見分けるにはどうしたらいいか??

・3ヶ月間で、月に3日以上の間、腹痛や腹部不快感の症状を繰りかえす

・排便によって、腹部の症状が軽減する

・症状が発症した時に排便頻度に変化がある

・症状が発症した時に、便の形に変化がある

 

以上の4つに当てはまる場合は、過敏性症候群の疑いが強いです。

もしかして…?と思う時は、しっかりと病院で診断してもらいましょう。

 

対処、改善方法

病院では、薬と食事、ストレス・マネジメントの双方からの治療が有効とされているようです。

消化器内科にいけば腸のセロトニンを安定させるような薬を頂けますが、

ライフスタイルや考え方のクセが変わらなければ、また同じ事を繰りかえすだけです。

主な生活習慣の改善方法は、慢性的な便秘に対するものと同じですので、

できることから少しずつでも、今日からの行動が重要になりますね。

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