トウモロコシ食べると腹痛。便秘が原因?
トウモロコシを食べると、腹痛になる。
という人は多いですが、これは実はトウモロコシの皮が腸を刺激していることによる症状なのです。
むしろ、腹痛になる人というのは腸の働き(ぜん動運動)が弱まっているかもしれません。
また一方で、お腹がゴロゴロする程度であれば、次の日あたりに普段より多めに便がでると思います。
どうしてトウモロコシを食べるとこのような症状がおこるのでしょう??
そもそもトウモロコシって消化されにくい。
そのまんま出てきますよね。彼等は。
トウモロコシの皮は「セルロース」という物質からできています。
これは人間には消化吸収が出来ないものなので、そのまま排出されるのです。
不溶性食物繊維の特徴は、水分をたくさん吸収して膨れ上がり、
腸を刺激して、便を肛門まで運ぶぜん動運動を促進させます。
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トウモロコシの皮はぜん動運動を促進させてくれるので、宿便を出すにはGOOD!
健康的に毎日排便がある人でも、2、3キロの宿便が腸の中にたまっているといいます。
トウモロコシの皮に含まれる不溶性食物繊維は、腸で水分を吸収して膨れ上がり、
腸壁にこびりついている宿便をからめ捕ってくれるのです。
なので、腸がある程度健康な人であれば、
トウモロコシの皮を食べた次の日には、普段よりも大量の便が排出されます。
今まで出ていなかった宿便が出るわけなので、腸内環境も整ってお肌の調子がよくなったり、
お腹のポッコリがスッキリしたり、
ダイエットしたわけじゃないのに体重が減ったりと、
良い事づくめなのです。
トウモロコシ、やるじゃん。
しかし、便秘ぎみな人、慢性的な便秘の人、腸が弱っている人がトウモロコシを食べると話が違います。
トウモロコシに含まれる不溶性食物繊維は、
ある程度、腸が健康な人であれば摂ったほうが良い栄養素なのですが、
腸のぜん動運動が弱まっている人が摂取すると、
不溶性食物繊維がお腹の中で膨らんで、そのまま腸内にたまってしまうことがあります。
そうなると、内蔵が圧迫されて腹痛が起こります。
さらに、もともと便秘の人は、既に便腸内にたまっている状態。
そんなところに不溶性食物繊維がきてしまうと、
さらに膨らんだ食物繊維も排出されずに、さらに内蔵圧迫します。
そして時間が経つと、たまった繊維や便は腐敗し、ガス(おなら)が発生します。
そうなると今度はガスが内蔵を圧迫したり、
血液に混ざり込んで、頭痛や肩こり、腰痛の原因となることもあるのです。
なので、腹痛を感じたり、普段から慢性的な便秘持ちの人には
トウモロコシはオススメは出来ません…。
まずは水溶性の食物繊維から摂取し、ある程度便がでるようになってきたら
不溶性の食物繊維も取り入れて、残りの宿便も出してしましましょう!