便秘による腹痛と吐き気を放っておくと危険!

便秘による腹痛や吐き気に効く運動方法や、食物繊維、ストレス解消法、オススメの食べ物など具体的にご紹介しています。また、サプリメントや食物繊維は摂取の仕方を間違えたら逆効果!腹痛や吐き気を悪化させない為にも正しい摂取方法で便秘を解消しましょう!

妊娠中の便秘に便秘薬は危険!!何を食べればいいの?

妊娠中は副作用の可能性がある医薬品はとることができません。

妊娠中は、ハードな運動や体操ができませんし、つわりで食事をとるのも大変。

そんな中便秘になってしまったら、どうやって改善すればよいのでしょう?

胎児に影響が出る可能性がある、薬や浣腸剤は使えません。

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便秘薬は刺激性下剤なので、妊娠中は市販の便秘薬は使用禁止。

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市販されている便秘薬のほとんどが腸刺激薬になります。

その主成分の副作用として子宮収縮作用があります。

妊娠中に服用してしまうと、早産や流産が起こるリスクが高まります。

 

漢方の便秘薬は?

漢方の便秘薬も、主薬に甘草(カンゾウ)が配合されていることがおおく、

これらも子宮収縮作用がありますのでNGです。

 

酸化マグネシウム

これは既に、副作用による死亡例がでています。

妊娠後期になると、妊娠高血圧症候群になる人も多くみられ、多量のマグネシウムの服用は腎機能を低下させ、

血液中にマグネシウムが溜って胎盤の血流が低下します。

そうなると胎児の生命に危険が及ぶ事になります。

また、母体は血管の痙攣によって不正動脈がおこる危険があります。

 

薬がダメなら食事から。

つわりが激しい時など、食事をとるのが難しいこともあるでしょう。

なので、1回の食事でなるべく便秘に効く成分を多く摂取する必要があります。

 

妊娠中の便秘解消に一番良いのは、水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維は水に溶けやすく、大腸に生息するビフィズス菌や乳酸菌の栄養源になります。

中でもイヌリン食物繊維は天然成分のサプリメントとしても売られていますね。

これは胃や腸で分解されることなく、吸収されることなく大腸に届きます。

また、便秘薬とは違って腸粘膜を刺激しないので腹痛や副作用も伴いません。

 

水溶性食物繊維イヌリンを多く含む食品

菊芋

・ごぼう

・玉ねぎ

・チコリ

・にら

・アスパラ

等があります。

他にもイヌリンを摂取しやすい食品は売られています。参考にどうぞ。

ぽっちゃりも糖質も菊芋におまかせ

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積極的に食事に組み込んで、早期便秘解消をめざしましょう。

 

さらに妊婦の便秘についての詳しい情報はこちらのサイトがオススメです↓

tgic-jp.com

便秘は妊婦にも多い!妊娠中の便秘の対処方

妊娠中の便秘の原因

妊娠中すると、ホルモンバランスの変化や子宮が大きくなることで腸を圧迫し、便秘を引き起こすケースがあります。

 

もちろん生活でのストレスや外食、

または朝トイレを済ませる習慣がなかったり、

外出先でトイレを我慢する癖があればなおさら便秘になりやすくなります。

 

また、切迫流産や早産などの子宮収縮と

便秘の際に起こる腸の収縮は区別がつきにくいので、

妊婦さんが判断をあやまってしまうこともあります。

 

妊娠中の便秘は早め早めに改善しておくことが大切です。

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妊娠中の便秘の症状

・貧血が悪化する

妊娠中は血液の水分量が増えるので貧血になりやすくなる事があります。

身体をちょっと動かしただけで胸がドキドキしたり、

全身が怠い、朝の寝起きが悪い、疲れやすい、

などの症状があれば、貧血気味と言えます。

 

妊娠中の便秘は、便の水分が過剰に吸収されて、その水分が血液に移行し、

貧血を悪化させる要因になっているのです。

 

・お腹が張る

これは妊娠中でなくてもみられる症状ですが、

妊娠中は特にお腹に子供がいるだけでなく便がたまって、

そこから出たガスも腸に充満していまっているので、

お腹の苦しさや、食欲の低下に繋がります。

 

腸が便やガスでいっぱいになると、吐き気を催す事もあります。

 

・痔になる

これは通常時よりも妊娠中によくみられます。

食べた食べ物のカスが長時間滞留しカスの水分が過剰に吸収されてしまい、

硬い便になります。

この状態で便を出そうとして強く力んでしまうと

肛門が切れてしまい痔になります。

 

特に妊娠中の痔は多く、肛門が傷ついたり

肛門の周囲が腫れたりします。

 

また切れ痔だけでなく

いぼ痔の原因にもなりやすくなります。

 

その他は、通常時の便秘と同じような症状になります。

 

・コロコロとした便がでる

・残便感がある

 

注意点!気をつけること。

・水分不足

つわりが来れば、食べ物や飲み物をとりずらくなります。

水を小まめに取るように気をつけている妊婦さんも多いはずですが、

食事からの水分がとれないと結局水分は足りません。

 

だからといって不足した水分を補うためにお水だけを大量にとってしまうと、

臓器に負担がかかってしまう他に、浮腫みにつながってしまいます。

食べられる食材を探し、少量でもいいのでしっかりと食事をとることが大切です。

 

・ストレスをためない。リラックス法をみつける。

腸は自律神経と深く関係していて

ストレスを感じると腸の働きが鈍くなってしまいます。

 

逆にラックスができれば、副交感神経が働き腸の動きが活発になります。

何かと不便やストレスを感じやすい時こそ

自分なりのリラックス法をみつけておくのが大切です。

 

・便秘薬、浣腸剤はNG。

副作用があり、胎児へ影響しかねませんので、

妊娠中の便秘には基本的に薬は使えません。
基本的には食事からの改善を心がけましょう。

benpi-hukutu-hakike.hatenablog.jp

 

また、便秘が1週間以上続く場合は早急に対応が必要です。

 

1週間続く便秘の解消方法は以下のサイトからどうぞ!

tgic-jp.com

 

便秘の時に食べてはいけない食べ物!

便秘を治したい時には便通の悪くなる食品は避けましょう。

便秘で腸内環境が良くない時に、便通に悪い物を多く摂取すると、

  • 腸内環境は悪化する一方です。

普段から明らかに便通に良くないとされる食品をメインに摂取していると、

腸年齢が実年齢以上に老いてしまい、

便秘が慢性化しやすくなってしまいます。

便通に良く無い食べ物とその理由

主に便通に良くないとされる食べ物は

肉類

冷たいもの

刺激物

タンニンを含むもの

甘いもの

インスタント&ジャンクフードがあげられます。

肉類

最近は肉食系女子が増えています。

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肉類は身体を構成するうえで大切なたんぱく質であり、

身体に込みやすい栄養素の1つです。

その為、食べると胃で栄養分がほとんど消化吸収されるので

便になる成分が少ないのが特徴です。

ここまでは理にかなった生理機能なのですが、注意すべき点は、肉類の摂取量です。

肉は噛む力もそなわって実に食べごたえがあり、お腹が満たされやすいですが、

同時に野菜を食べるのが肉に対して少なくなりがちです。

お肉中心の食事は、便をつくる素材が乏しくなるので、

腸へ届く栄養自体も乏しくなります。

 

また肉類は腸内の悪玉菌のエサにもなるので、このような肉食生活を長期間つづけていると、

便として排出されない状態を作りやすくなります。

肉の摂取量が多い場合は、腸内の善玉菌に働き掛ける

水溶性食物繊維を含んだ野菜をたっぷりととり、腸内環境を正常に保ちましょう。

 

冷たい食べ物

身体を冷やす作用のある食事は、基本的によくありません。

というのも、体温が高い状態で体細胞の働きが活性化するからです。

冷たい物には、アイスや冷えた飲み物のように温度そのものが冷たいものと、

食べる事で身体を冷やす作用のある食べ物(南国の果物など)が存在しますが、

両者とも、体温を下げることから腸内の動きも低下し、便を肛門までおしだすぜん動運動が弱まります。

便秘の時は特に、冷たい食べ物や、身体を冷やす作用のある食材を控えるようにしましょう。

 

刺激物

炭酸飲料、アルコール、香辛料の効いた食事、冷たい物、熱い物、脂肪分の明らかに多い食材は便秘の大敵です。

特にコロコロとした球のような小粒の便が出る、痙攣性便秘の人は絶対に避けたい食材です。

 

タンニン

お茶や柿、コーヒーやレンコンなどに含まれるタンニンには、便秘を生じさせる原因が2つ含まれています。

1つは細胞や血管の収縮を促進させる作用。

もう1つは腸内に粘膜を形成させて、ぜん動運動を抑制してしまう点です。

しかし、タンニンは悪玉菌を退治する抗酸化力に長けたカテキンが酸化したもので、便秘への作用には賛否両論の意見が出ているよう。

ただ、胃薬としてのタンニンの服用には便秘がつきまとうのは事実とのことなので、

摂取する場合は様子をみながら量を適度に調節すれば問題ないという見解が大半ですね。

 

甘い物

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糖質を多く含む物は腸内環境を悪化させる悪玉菌の好物でもあり、

過剰に摂取すればするほど内蔵脂肪として蓄積される注意すべき栄養素です。

便秘の発生率が高い栄養素なので、甘いものの誘惑には気をつけましょう。(笑)

おやつでたまに食べるくらいにしましょうね。

 

インスタント食品・ジャンクフード

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インスタント食品などには添加物などの毒性が否めません。

大半の物が、代謝機能を低下させて免疫力を奪うナトリウムが含まれています。

ナトリウムは糖尿病や、高血圧といった病気の原因にもなりやすく、

その1部として便秘を誘発するといわれています。