宿便による激しい腹痛と吐き気の原因とは。
様々な痛みや、吐き気の原因となる宿便。
激しいお腹の痛みや吐き気によって目が覚めてトイレに駆け込んでも、
ちょっと下痢のような便がでるだけ…。残便感が気持ち悪い…。
そういう時は宿便がお腹に溜まっているのが原因の場合が有ります。
宿便というのは、腸の中ある便ヘドロのこと。
便の残りカスのようなもので、腸壁にこびりついた状態になるので、
通常はなかなか排出することは出来ません。
宿便は便秘体質の人だけでなく、毎日健康的に便通がある人でも3キロ以上あるともいわれています。
なので、便秘じゃない人も宿便を解消するだけでー3キロ。
ダイエットに繋がるわけです。
宿便は、本来なら体外に排出されるはずのたんぱく質や脂肪の残りカスが
数ヶ月、または数年にもわたって腸壁に付着するので、腐敗して悪臭を放っています。
これが臭い口臭や体臭の原因とも言われますね。
また悪玉菌活性酸素が発生して細胞を傷つけ、老化やガンへと発展させてしまいます。
どうして宿便が体内に残るの?
まずひとつに、腸の形に原因があります。
腸は平らではなく、デコボコとした形をしていますよね。
便がそのデコボコの隙間に入り込んで付着してしまい、スムーズに排出されずに腸内に残ってしまうのです。
スムーズに排出されない原因の1つは、食物繊維の不足です。
水溶性の食物繊維は便を丁度良い柔らかさに整えてくれるし、
不溶性の食物繊維は腸内でゼリーのようにふくれ上がって、宿便をからめとり、
便の量が増えて腸が刺激され、便をスムーズに排出してくれます。
もう1つの原因は悪玉菌の増加です。
腸内に悪玉菌の量が多いと、便を押し出すためのぜん動運動が弱まるので、
便が大腸から肛門へ進まなくなってしまい便秘に繋がります。
悪玉菌は、宿便が大好物。
腐敗した宿便をエサにして悪玉菌はますます増加。
どんどん腸内環境が悪くなり、さらに便が溜るという悪循環に繋がります。
まずは、悪玉菌が増えないようにエサとなっている宿便を体外から排出し、
善玉菌を増やして腸内環境を正常に整えることがとても重要になります。
宿便が溜まると、痛み吐き気以外にも症状が…
宿便による症状の1つに痛みがあり、腹部の痛みをイメージする人が多いと思いますが、
実は痛みは腹部以外にも、頭痛や腰痛、
また神経痛などの痛みも宿便が原因になることがあります。
そうなれば「まさか原因が宿便とは…」という形で、対処に遅れてしまいます。
便秘に限らず、宿便は「なるべく出す」ように心がけるのが大切です。
最近調べて分かったのですが、便秘と宿便の違いについて下記の記事がとても参考になるのでどうぞ↓↓