お腹が張っていて冷たいのは内蔵の凝りが原因だった!?
お腹の凝りとたるみは違う!?いろいろな症状を引き起こすお腹の凝り。
便秘を抱えるほとんどの人は、大腸の働きが弱くなって便がお腹に溜る事で
お腹が張ったり、たまったガスによって様々な血管や内蔵が圧迫され、
肩こりや頭痛、吐き気が起こったりします。
しかし、それ以外にも身体の巡りを悪くして様々な症状を引き起こす原因がありました。
それはお腹の凝りです。
ぶよぶよとたるんでいるのは「陰の凝り」、お腹の凝りは「陽の凝り」と呼ばれ、どちらも内蔵の働きが悪いことに代わりは有りません。
お腹が凝ると、身体のあちこちも凝ってしまう。
肩こりや背中のハリ、またはお腹が張っていると感じる時、
様々な原因があげられるでしょう。
例えば、
- クーラーに当たりすぎた
- 長いデスクワークをしていた
- 便秘が続いている
- 食生活が乱れている
- ストレスが溜っている
- 姿勢が悪いから
…など。
確かにこれらも1つの原因となっているかもしれませんが、
以外と気がつきににくいのがお腹の奥深くの臓器の凝り。
お腹にはリンパ節がたくさんあるので、しっかりほぐしてリンパ液が流れる道をつくってあげなければ
他の部位をマッサージしたとしても、リンパが上手く流れなくなってしまうので
根本的な解決にはなりません。
これはお腹の冷えに関しても同じ事が言えて、
お腹が冷たい状態だと血液がお腹に集まってしまうので、結果的に手足が冷えてしまうこともあります。
また、血液の循環や筋肉細胞の代謝を支えるという重要な役割を担っている肝臓や腎臓、脾臓(ひぞう)、膵臓(すいぞう)などの臓器。
これらの臓器が、便秘によるガスや便からの圧迫で傷んでしまうことはもちろん、
お腹の凝りによって大きな悪影響を受けてしまいます。
そうなると臓器の働きが鈍くなり、
血液を健全に保つ事や、筋肉細胞の代謝活動に支障がでてしまうのです。
血液の循環が悪くなれば、頭痛や肩が凝りやすくなり、
筋肉細胞の再生が遅くなれば、長時間のデスクワークで傷んだ肩の筋肉細胞がなかなか再生出来なくなります。
つまり、疲労に対して回復力がついていけない身体になってしまうのです。
そうなればなかなか凝りが取れなくなってしまいます。
しかしこれら肝臓などの臓器は「沈黙の臓器」とも呼ばれているらしく、
少々傷んでも自覚症状が出にくいそうなので
自分で気がついてあげることが大切になってきます。
お腹の柔らかさは健康のバロメーター。お腹は柔らかいのがベスト。
スタイルが良かったり美しい人のお腹は、柔らかいイメージがありませんか??
固まったお腹をほぐすことができれば、呼吸も深くなって血液の循環や
リンパの流れも良くなります。
また、お腹の凝りがとれれば肩こりや背中の張りも改善されます。
また便秘の人は、凝りを取る過程でお腹のガス抜きが必要になってきます。
ガスを出し、溜った便を出す事も凝り解消への第一歩なのです。
次回は、お腹の凝りの改善方法についてご紹介します。