アレルギーの薬には便秘の副作用がある!?
ほとんどのアレルギーの薬には便秘の副作用があることをご存知でしたか?
今まで便秘じゃなかったのに、花粉症の薬を飲んだらどんどん便が固くなってしまい、
便秘になってしまったという経験はありませんか??
他にも鼻炎がひどくて薬を飲んでいたら便秘が酷くなり、1週間も便が出ていない状態にまでなったという人もいます。
花粉症に関しては年々症状に悩まされる人が増えていますよね。
生活習慣を改善することも難しい今の時代に、便秘になりやすい原因が増えてきています。
それでは、なぜアレルギーの薬を飲むと便秘になってしまうんでしょうか?
アレルギー症状を抑制する抗ヒスタミン系の成分が、便秘の原因!?
市販されているほとんどの風邪薬には「総合感冒薬」といわれるものが入っています。
これはひとつの薬で熱、咳、鼻水などの風邪の諸症状すべてに効く成分が含まれているものです。
そしてその中の抗ヒスタミン系の成分が、便秘の副作用を引き起こす可能性があるようです。
この成分には、咳や鼻水などを出している消化器官系の働きを抑える作用がありますが、
同時に消化器官のひとつである大腸も、必然的に働きが抑制されて、
便秘になってしまうということなのです。
薬剤師の方も断言していますが、
市販のアレルギーの薬にはほとんど抗コリン作用といって腸の運動が悪くなったり、口が渇いたりする作用があるようです。
また薬を服用している間は、お腹にガスが溜まったり便秘になりやすい人が多いとのこと。
とはいえ、市販の薬には配合する成分が含まれているので、さほど強い効果はありません。
ただ、もともと内臓の弱い人や便秘がちな場合は薬を服用する際に理解をしておくことが大切です。
便秘を引き起こす成分をチェックしておこう!
普段から便秘に悩まされている人は、市販の薬を買う前に成分表をチェックするのが良いでしょう。
たとえば、薬の服用中は特に便秘になりやすいとわかっているだけでも、
生活の中で便秘を悪化させない工夫をすることができ、副作用も最小限に抑えることができるからです。
鼻炎薬に含まれる成分
など。
咳止めに含まれる成分
など。
もちろん、上記の成分で必ず便秘が引き起こされるというわけではありませんが、
すでに便秘の人や、便秘にやりやすいと思う人は、
その症状を悪化させる可能性があります。
不安な場合は薬剤師や医師などに相談をしてみるといいでしょう。
便秘が悪化するからといって、薬に過敏になる必要はない。
確かに、上記にあるような成分を含んだ風邪薬を服用すると、便秘になりやすくなるかもしれません。
しかし、そのように薬の副作用によって便秘になった場合はその後、薬の服用をやめれば便秘も治ってきます。
便秘が悪化するからといって風邪薬を飲まずに風邪をこじらせても大変ですから、
副作用も踏まえた上で薬を服用するのがいいですね。
風邪薬を服用しているときに心がけたいこと
1、薬の服用中は腸に優しい食事を。
肉類やパン、ジャンキーな食事は控えて、ご飯と納豆、味噌汁などの食事を心がけましょう。
水溶性食物繊維をしっかり摂りましょう。
2、早寝、早起きする
薬によって大腸の働きが弱まっているときは、
早い時間帯に執心して十分に睡眠をとり、早い時間帯から起きると便秘になりにくいです。
朝の時間帯は排便の運動が1番活発なので、朝起きて常温の水か、お湯を1杯飲むのも排便に効果的です。
3、小まめに水分補給をする
薬の服用中は便が固くなりがちなので、いつもより小まめに水分補給をすることも大切です。
のどが渇く前にひとくち口に含むのがポイントです。
花粉症や鼻炎で薬を服用するたびに便秘になると不安に思う人もいるようですが、
大腸の働きを弱めてしまうという副作用があるということを抑えておけば、
驚いて不安になる様なことはないでしょう。
薬の服用時に困らないためにも、普段から便秘の改善を意識することも大切ですね。